最近三男が、「ミッケ!」にはまっています。「ミッケ!」とは、シリーズ国内累計で900万部を突破している人気のさがしっこ絵本。ジオラマ写真の中に隠されている様々なものを探していく謎解き絵本です。
子供向けの簡単な絵本なように見えて、ついつい大人も夢中になってしまう「ミッケ!」。
せっかくの休日が終日の雨予報だったので、三男に「家にあるおもちゃを使って『ミッケ!』を作ってみる?」と聞くと、目をキラキラさせて「作りたい!」と返事をしてくれました。
ということで、作ってみました。まずは完成品をごらんください。
ほぼノープランで作った割にはそれっぽくなりました(もちろん本家と比べると雲泥の差ではありますが)。
作っている様子は以下の動画にまとめています。制作時間はトータルで2時間かからないくらいでした。
コツ
高さを出す
動画の最初の方で大きめのぬいぐるみから並べています。
後述しますが、最終的な仕上がりの写真は水平方向から撮影すると良い感じになります。そのため、おもちゃを置く場所が下に偏り過ぎないように高さを稼げるものを並べておくのが重要です。今回のケースだとぬいぐるみを並べていますが、レゴや積み木で建造物をつくってみるのも良いでしょう。ちょっとした棚のようなものが使えると、そこにもおもちゃを置けるので、立体的な仕上がりになると思います。
おもちゃだけはなく「鍵」や「クリップ」「食器」を使ってみる
本家の「ミッケ!」では、ジオラマ作りに日用品が多様されています。鍵やクリップ、スプーンに食器などなど。おもちゃに紛れ込ませる形で組み込んでみましょう。本家っぽさが増します。ただし、鍵は写真から復元できてしまうみたいな話があるので、使っていない鍵(前に使っていた自転車の鍵など)にするのが無難です。
おもちゃもなるべく色々な種類のものを混ぜる
レゴブロックだけとかでも面白そうですが、ものの質感や大きさに強弱があった方が、問題も作りやすいですし、問題の難易度も調整しやすいです。
問題の作り方
本家「ミッケ!」でもありますが、問題に出されているものが「もの」そのもののこともありますし、背景に書き込まれた「絵」や「文字」なこともあります。また、大きなおもちゃの「一部」を指定してみたりすると意外と見つかりにくかったりします。今回の問題だと「にんじん」や「右上がりのやじるし」はちょっとひねっている問題になります。
写真を撮るときは遠くから望遠で
さきほど「水平方向から撮影すると良い感じ」と書きましたが、水平方向から撮影したものと斜め上から撮影したものを並べてみます。画面の埋まり具合という意味では右側の方が良さそうですが、上から撮ってしまうと、見通しが良くなりすぎて、ものの後ろに探すものを少し隠すというテクニックが使えなくなってしまいます。


左側は壁紙の白がちょっと目立ってしまっていますので、ポスターを貼るなり、前述の高さのある建造物を構築するなりして、なるべく壁紙が見えなくなるようにすると良いかもしれません。
次回に向けて
ストーリーやテーマを明確に
本家の「ミッケ!」は、ジオラマのストーリーやテーマがかなり綿密に作り込まれています。ただ雑然と並べるだけでなく、ここをもっと練っていくと、作品のクオリティがあがりそうです。
夏休みの工作に良さそう
作る過程も楽しいですし、作品としては電子データも残せるし、実際のものは壊してしまっても良いという点で、夏休みの工作に適していそうです。複数のシチュエーションを制作するとちょっとした絵本として完成しますし、展示を見に来た人たちが遊ぶこともできます。
最後に
オリジナルの「ミッケ!」は面白いので、まだやったことがない方はぜひ。

- 作者:ジーン・マルゾーロ
- 発売日: 1992/08/06
- メディア: 大型本

- 作者:ウォルター・ウィック
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 大型本

- 作者:ウォルター ウィック
- 発売日: 2019/04/24
- メディア: 大型本
こちらからは以上です。