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2017年に観た映画をざっとレビュー


2017年はあと2週間くらいあって、もしかしたら駆け込みで劇場に行くかもしれませんが(SWとか)、2017年に観た映画をざっと振り返ってみたいと思います。
映画館で観たのが全部で13本。今年は会社帰りにひとりでふらっと行くパターンが多かった。
東京出張の新幹線の中でAmazon Videoも見ました。そちらは15本。もう少し見たような気もしますが、こんなものか。
全体としてMARVEL作品の割合が多いですね。好きだから仕方ない。ひとつずつ感想エントリを仕上げたいところですが、時間もないのでまとめて書いていきます。
ネタバレもあるかもなので、ネタバレヤダという方はここでお帰りくださいませ。

12/26 追記

映画館で見た映画

映画館で見た映画の紹介順は、(時間があったら)もう一度見たいランキング順です。視覚的に特殊なやつや、謎解き系が上位にくる傾向になりそう。

ソーの劇場3作目。今作ではトーンがガーディアンズ・オブ・ギャラクシー風のコメディタッチになっていましたが、それがかなり功を奏していました。とにかく移民の歌のBGMとアクションが良い。クライマックスシーンだけ繰り返して3〜4回見たいです。かっこよかった。今年のMARVEL映画の中では、一番好みでした。

見た後に感想エントリ書いてました。ライアン・ゴズリングがとにかく良かった。良かったあまり、この後Amazon Videoで出演作品をめっちゃ見たし、床屋で「こんな感じにしてください」って写真まで見せたよ。あのエンディングは、若干もやもやする部分はあるけれど、お互いハッピーといえばハッピーなんだから良かったのかもしれない。もう一度見るなら、大音量で、なんなら一緒に歌いながら見たい(迷惑)。

リブートされMCUに合流したスパイダーマンサム・ライミ版が最高と思いつつ、スパイダーマンの誕生部分などをばっさりカットして余分な前置きがなくなりスッキリとしたストーリーラインの本作もなかなか良かった。オタクの相棒もいいし、ヤングアイアンマン的な扱いも良い。スマホやアプリをふんだんに取り入れた「今どき」の若者の切り取り方がうまかったと思います。

派手な映像がかっこいい。手をくるくる回してワープするアクションもなんか真似したくなる。無限地獄に陥らせてギブアップを誘うというクライマックスでの敵の倒し方が斬新で良かった。この作品も脇役のキャラクターが魅力的でした。

久しぶりに良いときのシャマランが戻ってきたなと思った作品。ラストのオチ、というかサプライズが、完全にシャマランファン狙いで、それ以外の観客が置いてけぼりになってしまうあたりに開き直りを感じました。コピーに登場していた「24の人格」のうち、実際に登場する人格は少しなので、そこだけ寛容な心が必要。今後予定されている作品も楽しみ。

未知の生物との接触を描く物語で、概念的な原作が上手に料理されていました。新たな言語体系を理解することで、思考がその言語圏の文化に適応して、(地球人から見たら)超人的な能力を身につけるという骨格が面白いですね。一方、その道具を使って描かれているのは、親子愛であり、夫婦愛であって、自分が同じシチュエーションになったら、主人公の女性のように運命に立ち向かえるだろうかと考えてしまいました。

通常IMAXで鑑賞。箕面にあるという日本で唯一の真のIMAXで見てみたいなと思いましたが、タイミング合わずでした。残念。なんというか、突き詰めたラーメン職人が作った究極の麺とスープだけのシンプルなラーメンみたいな映画だなという感想です。船の中に隠れているところを、銃で撃たれるシーンがめっちゃ怖かった。

話題になったホラー映画。これ言うとネタバレなんですけど、ネタ的にはアメリカ版「洗礼(楳図かずおのやつね)」でして、この漫画を子供の頃に読んで恐怖のどん底に叩き落された体験がリフレインしてきました。ホラー映画にありがちな大雑把さが少なくて、特に冒頭で、警察官に黒人差別を匂わせるあたりが、一番最後のちょっとしたドキドキにつながっているという細かさが好きでした。

キアヌ・リーヴスが復活を遂げたアクション作の第2段。続編は第1作をスケールアップさせるというのがセオリーで、まあだいたいそんな感じ。その分粗さも目立っていたかなと。最後に殺し屋からめっちゃ狙われまくるというシチュエーションで、駅の構内を一階と二階をそれぞれ歩きながら、サイレンサーをつけた銃で撃ち合うというシーンが良かったです。

スター・ウォーズファンではないので、ファン特有の感情は特にないですが、ストーリーテリングがいまいちだったかなぁ。反乱軍の作戦がザルすぎて怖い。あとファースト・オーダーってそんなに悪いんでしたっけ。ボスの見た目は相当悪ですけど、彼らが支配したら何がどうまずいのかがよく分からない。ので、少人数で最後まで抵抗している反乱軍に感情移入できなかったなあ。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーみたいな軽妙なノリのおもしろシーンが多くて、そういうところは良かったです。特に記憶に残っているのは、ルークのサバイバル生活で野生生物の乳を飲みドヤ顔でレイを見るシーン、ルークがフォースのなんたるかを教えるシーンでレイにいたずらをしてノリツッコミしてしまうシーンですね。

原田眞人監督作ということで見てきました。大好きな「金融腐食列島 呪縛」のような群像劇。主演の岡田くん、役所さん、良かったです。
冒頭の六条河原で秀次の妻子たちの処刑シーンが、子を持つ父としては、観ていられない気持ちになりました。あとは、滝藤賢一演じる秀吉が鬼気迫っていてましたね。

会社のスタッフの結婚式に行く前に観てきました。ドンパチ度はかなり控えめで、ヤクザの権力争いを描いた群像劇に仕上がっていました。バイオレンスだ!というテンションで観に行ったので、若干肩透かしをくらいましたが、これはこれで楽しめました。
ただ、役者としてのたけし、塩見三省西田敏行がちょっと辛かったですねえ。年齢的な衰えだったり、病気による影響だったりがあるのでしょうが、啖呵を切るシーンでの滑舌の悪さが気になってしまいました。仕方ないといえば仕方ないのですが、パフォーマンス100%だったらもっと面白かったかもなぁと思うと少し残念でした。

韓国発のゾンビ映画。謎の感染症が急速に広まり、ゾンビが街中に広がる中で、釜山行きの電車の中でのサバイバルを描いた作品です。落ち着いて考えるとプロットがおかしいところも多いのですが、勢いで引き込まれました。悪いことをした人間は悪い結末が待っているという因果律が展開される中、運転手がかわいそうでしたね。悪いことしてないのになあ。むしろあの映画の中で一番侠気があるのではと思いましたが、あの結末か...。
ちなみに、ネットではボロクソに言われている邦題ですが、僕は好きです。

実在した破天荒な人物をトム・クルーズが演じた作品。実話です、が信じられないくらいにハチャメチャでしたね。CIAから依頼された空撮の仕事をする傍ら、麻薬の密輸に足を踏み入れ、金を荒稼ぎ。使い切れないほど金が溢れたため、彼らが身を隠した田舎町には、彼の金を目当てに銀行が乱立し、そこにも預けきれない金は家の中に溢れ、庭には埋める場所がないほど金が隠されていたとか。あの時代の背景を知っているともっと楽しめたかもしれません。

Amazon Video

Amazon Videoで観たのは以下の作品です。今年公開された作品も、早々に登場するので、昔に比べて新作がより身近に感じますね。一方で好きじゃないと映画館に足を運ぶモチベーションは下がりそうですが。

キアヌが大復活したアクション映画ですね。殺し屋にネットワークがあって、みたいな設定が好きです。世界観とかは異なりますし、トーンも全然違いますが、伊坂幸太郎の殺し屋シリーズが頭をよぎりました。高速ガンアクションが小気味よくて、良いです。

ヒュー・ジャックマンウルヴァリンもこれが最後なんですね。ラストシーンで涙しないアメコミファンはいないのでは?
途中に立ち寄った農家のおっさんが、ERに出ていたベントン先生だったのが懐かしかった(エリク・ラ・サル)。

ド直球に家族愛とは、を描いた映画でしたね。星の「コア」みたいなのを使って、親子でキャッチボールするシーンは笑いました。アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーが楽しみすぎます。

韓国のサスペンス映画。時効を迎えた殺人事件の犯人が、自ら名乗り出て、本を出版し、メディアに露出し、世間からヒーロー視されるというストーリー展開。ミステリー要素高めの映画と思いきや、めちゃめちゃアクションシーンがあって、お前絶対「マトリックス / リローデッド」好きだろと思われるシーンが満載でした。

エドガー・ライト良いよね、という流れで、会社のスタッフにおすすめされた一作。コメディと思いきや、途中からサスペンス的な展開になっていくのがおもしろいですね。それにしても無駄にグロい映像が多くて、それもまた良かったです。

ラ・ラ・ランドのあとで、ライアン・ゴズリングにはまった時期に観まくった作品たちですね。
ライアン・ゴズリング良いですわー。好きですわー。「ブルー・バレンタイン」は、夫婦やカップルで見ると事故る可能性があるのでオススメしませんが、もしそうなった場合は「ラブ・アゲイン」や「きみに読む物語」で口直ししてください。

劇場で見逃していたので課金レンタル。前評判通り面白かったです。ヒュー・ジャックマンなきあとのX-MENの軸になるのかな。もっと他のミュータントの絡みも観てみたいなと思いました。

なんとなしに観てみましたが、意外と良かったです。今はなき新風館が登場して懐かしい気持ちになりました。ゲロンチョリー。

一作目は劇場で見ましたが、二作目はAmazon Prime Videoで。悪くはないけど、もう一つパンチが足りなかったなと思いました。なんとなくキャラ的にイーサン・ホークがチラついちゃうんですよね。全然違うんですけど。

鍵泥棒のメソッドが好みだったので、同じ監督の作品ということで観てみました。タイトルから、なんとなく青春映画だと勘違いしていて、もっと早く観ておけばよかったと後悔。堺雅人はこういう役やらせると本当に上手いですね。

意外と観てなかったシリーズですね。この二作を並べて感想を書くのもどうかと思いますが...。もちろん両方とも面白かったです。名作でした。


ということで、来年も同じくらいのペースで映画館に行きたいなと思います。もう少し増やせば、劇場で観ておきたかった映画はカバーできそうですし。
感想はもっとちゃんと書きたいですね。


#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

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