a box of chocolates

You never know what you're gonna get.

BOOKSCANを使ってみた

BOOKSCANのサービス沿革がにわかに注目されていたので勝手にステマエントリを書いてみます(ちょうどこの1月にサービスを使ったばかりでした)。

BOOKSCAN

僕も自炊代行サービスを使ってみよう!と思い立ったのが1/6(金)の夜。BOOKSCANを使ったことがあるというid:nagayamaに聞くと、なかなか良さそうだったので、早速ユーザー登録しました。でもって、BOOKSCANを使うなら月9,980円のプレミアム会員になった方が良いということを聞きました。月9,980円と聞くとかなり割高に感じますが、これで50冊分のスキャン料金+OCR料金+ファイル名変更料金が無料になります。

BOOKSCANのスキャン料金は1冊(350ページまで)100円。OCR料金が1冊50円で、ファイル名変更に50円なので、合計200円。これが50冊無料でやってもらえるので、20×50=10,000円となって、これだけでプレミアム料金料金と同じになります。

プレミアム会員の利点としては、専用の住所が割り当てられて、そこ宛てに荷物を送ると、冊数のカウントなどをやってもらえる上に、優先的に作業してくれます。この優先的にというのがポイントの一つで、1/6時点で通常申込の本がスキャンされるのが4/1前後となっていて3ヶ月待ち。この数ヶ月の待ち時間が数日になるというのがかなり大きい利点です。 プレミアム会員になって、必要な本を対応してもらったらプレミアム会員を解除すれば、無駄な料金もかかりません。

BOOKSCANを使って50冊以上スキャンしたい場合は、プレミアム会員になる。これ鉄板。

ということでプレミアム会員に申し込みました。すると、本を送るダンボールが5つ無料で送ってもらえるとのことだったので、これを申し込みました。ダンボールは近くのお店でもらってくればよかったんですが、まあ、せっかくなので。 年始に加えて3連休ということもあり、ダンボールが届いたのが1/13(通常はもっと早いと思います)。そこから本を詰めて、ヤマト運輸に集荷に来てもらって、1/14にBOOKSCANへ発送しました。集荷の際は、ネット会員になり、送付先/送付元の住所を登録しておくことで、事前に印字済みの送り状を持ってきてもらえます。配達料金は、京都から東京まで1,470円でした。

1/16に、BOOKSCANから到着しましたメールが来て、マイページを見に行くと冊数がカウントされていました。が、ここで大きな誤算。50冊くらい送ったはずなのに、受付済みになっているのは18冊しかありません。なんでだろうと思ったら、僕が大量に送った東野圭吾作品がすべてrejectされていました。著者が自炊代行を禁止している場合は対応してくれないみたいです(利用ガイドラインにもちゃんと書いてあった)。このreject分は、同じダンボールに入れられて家に戻って来ました(送料は向こう持ちでした)。 さて、1/16に到着した本は、1/19の朝からスキャン開始、PDF化、OCR、目視チェックを経て、1/19の夕方にはPDFとして閲覧できるようになっていました。PDFのファイルサイズは、260ページのもので75MB程度でした。id:halfrackから購入したKindle fireにdropboxAdobe AcrobatをインストールしてPDFを閲覧して見ましたが、かなり快適に読むことができました。

BOOKSCANを使って良かった点

  • 家の本棚のスペースを開けることができた
    • 今回の一番の目的である本の整理の第一歩を踏み出すことができて良かったです。本って捨てるのは忍びないし、売ってしまうのは作者にお金が還元されないという点でちょっと気が引けたりします。
  • 思っていたよりも手間が少なかった
    • 送り状を書く手間もないので、本を詰めて送るだけ、というのはかなり楽ちんでした。自分で本を裁断してスキャンして、OCRして、みたいな手間を考えると、1冊200円というのはまあまあの値段だと思いました。
  • チューニングラボが便利
    • PDF化された後、iPadKindleなど様々な電子ブックリーダに合わせてファイルを変換してくれる機能が無料で利用できます。今はKindle fireを使っていますが、iPad3が出たら買おうかなと思っているので、こういうキメの細かいサービスは嬉しいです。

BOOKSCANを使って想定外だった点

  • 東野圭吾作品をスキャンしてくれなかった
    • 家の本棚の中で大きく場所を取っているので、これらの本がスキャンできないのはちょっとつらいです
  • 1冊350ページは絶妙な設定
    • エンタメ系の小説(単行本)や技術書は350ページを少し超えるというものが多く、なんとなくもったいない感がありました。
  • 50冊は意外と少ない
    • 今月分の残り32冊も送ったので、これで本棚が多少はすっきりしたかと思ったんですが、意外とまだたっぷり本が残っていました。また、プレミアム対応で50冊以上の本を対応して欲しい場合も、もうひとつアカウントを作ってプレミアム会員になってくださいと案内される(システムが対応していない)ので、この点も少し手間だなと思いました。この辺りは今後の改善が図られることを期待しています(ただ単にサービスの成長にシステム開発が追いついていないだけだと思ってます)。

ステマ的まとめ
家が本で溢れていて本の電子化に興味がある方は、一度9,980円出してBOOKSCANをためしてみるのも良いかと思います。

おまけ
手間や時間がかかっても自分でやりたいという方はSCANSNAPを購入するのも手だと思います。本だけでなく、名刺の両面読取からのOCR機能は、社会人必須の神機能です。