a box of chocolates

You never know what you're gonna get.

潰れたコンビニの話

気分がいいのでカウンターフーズの拡販について語ってみた - 24時間残念営業 を読んで。
こういうコンビニが近くにあったらいいなーと思います。
僕は通勤途中(特に帰り)、コンビニによく立ち寄ります。漫画雑誌を買ったり、「今日はちょっといっぱい飲もうかな」ってときにビールを買って帰ったり。で、僕はこのカウンターフーズ(専門用語はじめて知った)ってのが大好きで、大学生の頃は好んで食べていました。
結婚して子供ができたらなかなか買う機会も減っちゃったのですが、仕事で遅くなったときなど、ビールのおつまみになんか買いたいって思うわけです。ただ、仕事で遅くなった時間帯にフードが並んでないことが圧倒的に多い。今日は唐揚げでもあるとうれしいなーと思って、レジ横を見るんですが、空っぽのケースが寂しく佇んでいるだけなんですね。今ここに唐揚げがあったらいくらでも買うのになーと思います。
なので、リンク先の

そうでなくてもこの現代社会、人がきちんと朝昼晩をまともな時間に食ってるかは極めて怪しいところで、つまりチャンスはどこにでも転がってるわけです。

という指摘は、うん、そうそう、そうなんです、という感じ。
また、そこそこ並んでいるってのも重要で、あそこにコロッケ1つだけとかポツンと置いてあっても「これだいぶ売れ残ったやつなんじゃないの?」と思ってちょっと買うのを敬遠したりしちゃいます。
というわけで、リンク先の店長の書いてあるとおり、レジのにーちゃんねーちゃんに「コロッケおすすめですよ」みたいなことを言われて、そこにコロッケが美味しそうに並んでいたら思わず買っちゃいますよね。コンビニには、過度な接客は求めてないんですけど、馴染みのコンビニというか、顔を知っている店員さんってのはまあいるわけで。ひとことふたこと会話するのも悪い気はしないです。

ということを書いていて思い出したのが、実家の近くにあったローソン。もうだいぶ前に潰れちゃいましたが、僕が高校生でコンビニができはじめの頃だったので、便利さも手伝ってよく通っていたんです。
ローソンといえばからあげクン
からあげクンうまいじゃないですか。あのジャンクな感じ。
高校生だった僕は、ああいうジャンキーなものが大好きだったので、たまに買い食いしていたんですね。
それを知っていた母。
ある日、母が寝坊してしまい、僕の弁当を作る時間がないってことがあったのです。で、母はわざわざ車でコンビニまでおにぎりを買いに行ってくれたんですね。そのとき、レジ横にあったからあげクンを見て、息子が好きなやつだと思ったんでしょう、「寝坊しちゃって息子のお弁当つくれなかったんですよ。あ、息子が好きなんでこのからあげもください」みたいなことをレジの人(たぶん店長)に言ったそうなんです。そしたらそのレジの人が「じぶんのこどもにこんなものをお弁当として渡すのは親としておかしいんじゃないか」みたいなひとこと(正確な言葉は忘れた)を言ったそうなんですね。
それでもう、うちの母は傷ついちゃって、というか怒っちゃって、もうあそこのコンビニは使わないと言い出しちゃったわけです。結局それからしばらくしてそのコンビニは潰れちゃったんですが、そのとき母はさもありなんみたいな顔をしていました。
僕は実際にそのやりとりを聞いたわけではないので、コンビニのレジの人も、もしかしたら悪意のあるひとことじゃなかったのかもしれないです。言ったその人にとってはなにげないひとことだったのかもしれない。ただ、そんな何気ないひとことで、その店への印象が大きく変わっちゃうんだから接客業っていうのは大変だなぁと思いました。
オチはないです。