a box of chocolates

You never know what you're gonna get.

ほこ×たて正月特番の「金属 vs ドリル」に興奮した話

ほこ×たての正月特番の中で放送されていた「最強金属 vs 最強ドリル」が手に汗握る戦いでかなりドキドキしました。
番組を見ているだけでも楽しめましたが、放送後はてブホッテントリ入りしていた解説記事を読むと、なるほど放送では解説されていない部分でのおもしろさがこんなにあるのかと驚かされました。

お互いにどんな相手と対戦するか分からないまま対決の日を迎えるのが、普段のほこ×たての流れですが、金属vsドリルでは、ドリル側だけ相手が誰か分かっていました。放送を見ていたときは、この状況は金属の方にかなり不利なんじゃないかと思っていたのですが、解説を読むとそういう感じでもないようです。金属側がただひたすらに硬いものを作るのに対して、ドリル側は、どんなに硬いものでも削れるドリルを作ればよいというわけではなく、削る相手の組成を予想して、それをちゃんと削るプログラムを作るというプロセスを踏まないといけない。ドリル側はこれまでの戦いから相手の組成を想像して対策を立てる(ドリルを作って、削るプログラムを組む)という難しさがあるそうです。なるほどなー。

ドリル側の「ドリル界のエジソン」こと堀功さんが発するエンジニア魂あふれる言葉が、戦いをより盛り上げてくれます。連勝を続ける最強金属のNWSについて「この材料がきちんと使えるという事を証明しなきゃいけない」という言葉や「偶然はない。必要なプロセスを積み重ねてこその結果がある(うろ覚え)」という言葉などなど、放送中、何度もしびれました。

社名をかけたエンジニア同士の熱い戦いを見て、エンジニアとして気を引き締められた年始のひとときでした。