アメリカのTV show "The Late Late Show with James Corden" の中で、映画スターが自身の出演作をブルー・スクリーンの前でパロディとして演じるというコーナーがあります。4代目の司会者ジェームズ・コーデンと一緒に、基本的にはおふざけモードで演じていきます。
英語ですが、映画好きの人は結構楽しめると思うのでおすすめです。
ちなみに本人の出演目的は最新作の宣伝です。
サミュエル・L・ジャクソン
とにかく映画に出まくっているサミュエル・L・ジャクソン。キャリアは長いですが、ブレイクは42際のときの「ジャングル・フィーバー」。カンヌで助演男優賞とってから、とにかく色んな映画に出まくっています。個人的には、やはり1994年の「パルプ・フィクション」が印象深い。このとき46歳なんですね。
ということで、冒頭が「パルプ・フィクション」のパロディからスタート。有名な旧約聖書の一節を読み上げるところをばっちりキメてくれます。
エディ・マーフィの代表作にチョイ役で出演している「星の王子ニューヨークへ行く(coming to america)」も胸熱。
「アンブレイカブル」からの「ダイハード3」は、ブルース・ウィリスとの共演つながりですね。
「スター・ウォーズ・シリーズ」は、彼が出演したくて自ら監督に売り込んだことで有名。
一番稼いでいるはずの「マーベル・シネマチック・ユニバース」シリーズ(アイアンマンとか)の扱いが雑なのが逆に面白いです。
ちなみに宣伝しに来た映画は、「キングコング 髑髏島の巨神」です。
トム・クルーズ
我らがトム、映画の撮影じゃないときはちょっと雰囲気違うね(役作りかな)。
出世作「トップガン」からスタートして、かっこいい路線で行くかなと思いきや「トロピック・サンダー」の変なプロデューサーもちゃんと再現していて最高。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの一連の流れはうまいことできてますね。
見どころは「ザ・エージェント」のワンシーン。自分が管理するプロアメフト選手が電話口で "show me the money!" を連呼させる有名なシーンの再現。ここにキューバ・グッディング・ジュニア本人登場で盛りあがりますね。ですが、ちょっと声枯れてて笑う。最近あんまり出演してないもんなー。当時を彷彿とさせる"show me the money!!"が見たかった。
当時女子がメロメロになった「カクテル」のワンシーンも再現。ですが、体型がもうおじさんですよね。仕方なし。
宣伝したのは「ジャック・リーチャー/ネバー・ゴー・バック」でした。
マット・デイモン
なんかマット・デイモンは、「グッド・ウィル・ハンティング」公開当時から見ているので、なんとなく若手ってイメージだけど、キャリア20年弱はあるんだね。当たり前か。
ということで、オープニングは「グッド・ウィル・ハンティング」から。
代表的な出演シリーズの「オーシャンズ11」シリーズと「ボーン」シリーズを、割りと雑に流していておもしろい。
そういえば「プライベート・ライアン」のライアンは、デイモンだったね。
宣伝したのは「オデッセイ」でした。
トム・ハンクス
我らがトム・ハンクス。Mr芸達者ってイメージで、「トイ・ストーリー」の影響からか唐沢寿明とイメージかぶります。
トム・クルーズと一緒で、TV Showモードなのか太っていて、ちょっとジャン・レノっぽい。
オープニングはやっぱり「フォレスト・ガンプ」だよね。
メグ・ライアンと何度か共演していて「ジョー、満月の島へ行く」「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」が、ちゃんと触れられているのが良いです。
これは何を宣伝しに来たんだろう...。
アーノルド・シュワルツネッガー
このシリーズの初回っぽいですね。
シュワルツネッガーって芸達者っぽいイメージないのですが、出演作に印象深いのが多い。
ライバルであり盟友であるスタローンの「エクスペンダブルス」について、出演しているのにDisってるのがおもしろい。
全体的に筋肉系の映画が多いですね。当たり前か。
「トータル・リコール」は顔が割れるあそこを再現してほしかったけど、難しいかな。
個人的には、シュワルツネッガー出演作で一番好きな「トゥルー・ライズ」のジェイミー・リー・カーチスがダンスして誘惑するシーン再現しているのが良かった。ひどいシモネタだけど。
最後、「T2」のところで、変形したけど、それできるのT-1000ですから。
まとめ
今後も続いていきそうなコーナーなので、ゲストに期待。
サミュエル・L・ジャクソンの流れから、ブルース・ウィリスとか出てくれないかな。