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a box of chocolates

You never know what you're gonna get.

シン・ゴジラ、巨大生物を封鎖せよ

シン・ゴジラ」見てきました。Bivi二条のMX4D。今回初体験だったMX4D自体の感想は最後に。

さて、「シン・ゴジラ」です。

逃げ惑う人々の上空を巨大な尻尾がうねるように旋回する予告編の映像が気になってはいたものの、仕事などに忙殺され公開がせまっていたことをすっかり忘れていました。が、公開されてからの週末をはさんだこの数日の盛り上がりは、この映画が数年に一度やってくる「やばい映画」であることを証明していました。これは映画館で見ないと後悔する奴や、と慌てて劇場へ足を運んだ次第。

とにかくみんなに見て欲しいけど、特に東京都知事選を終えたばかりの東京都民、全国の会社員および公務員のみなさんは必見なんじゃないでしょうか。特撮映画として最高だけど、個人的には仕事人としての矜持にうったえかける映画でした。

ということで、色々書きたいけどネタバレしないと無理なので、以下からネタバレします。ネタバレ注意で。

ちなみに僕は、SNSやブログの感想記事をサーフィンしていたら不意に映画のクライマックスに関わる部分の記述にぶつかってしまい、思いっきりネタバレした状態で見に行きましたが、めちゃめちゃ楽しめました。なので、同じようにネタバレ読んじゃって、もう見なくていいかなと思っている人も諦めずに映画館へGoです。ポケモンGoやってる暇があったら映画館へGo(言いたいだけ)。


いやー、やばいね。やばいよこれは。

ゴジラの初上陸シーンのやばさね。海面からしっぽが見えて、おなじみの背びれを水面から出しつつ川を逆流してくるゴジラ。自重に耐えられないので上陸はないでしょうと希望的観測をうっかり確定事項として国民の前で話してしまうお茶目な総理を尻目に、上陸してきた生物の見た目は...「ええええええ」という姿。なんなんですか、この居心地の悪さは。このシーンを見て「日本映画はCGがしょぼい」みたいなことを指摘する声もありますが、個人的には逆にこの姿はリアルでしたよ。というのも、ちょうどこの日の朝、夏休み中の長男(小5)が暇そうにしていたので、Amazonプライムビデオで「オーシャンズ」(イレブンじゃないよ)を見せていたんですね。海外のクルーが撮影した海洋生物の姿を見て、長男が発した言葉が「これって本物?CGじゃないの?」でした。自分の想像を超えるものはCGであるという発想が小5にもなるとあるものですね。とはいえ、実在する生物すら、思わずCGではないかと疑わせる生態・姿を見せるのですから、ゴジラ(第一形態)のよう生物のリアルさってなんなんだと思うわけです。
あと、たまにYouTubeで、港で釣りをしていたら突然海面から巨大なクジラがぐわーーーっと出てくる映像があるんですが、敢えて想像力をオフにしている海中の神秘に対する本能的な恐怖ってあると思うんですよね。その恐怖心のスイッチをグイグイ押される気持ち悪さがありました。

まあこの辺りのお役所の対応シーンは、なんというかくすくす笑ってしまう可笑しさがありますよね。いやそれ日本語で言えよ、みたいなワーディングが絶妙で、「エヴィデンス」とかね、あーいう人いるわー、という感じ。あと有識者会議の無駄さ、極まれリのシーン。よくテレビで有識者会議って聞くたびにどういう感じなんだろうと思ってましたけど、本当にこういう感じだったらやばいですね。そうでないと信じたい。

このシーン以降、ゴジラに対して「行政」で対抗していくシーケンスを見て、踊る大捜査線のことを思い出しましたよ。踊る大捜査線の本広監督や亀山プロデューサーが、庵野さんのエヴァンゲリオンを見て、音楽やフォントをパクったオマージュしたのは有名な話ですが、踊る大捜査線は凶悪事件に対して行政面で極めてリアルにどのようなことが行われるのかを描いた映画でした。そのニュアンスが「シン・ゴジラ」に逆輸入されたのかなと。ただ、踊る大捜査線織田裕二深津絵里が演じるキャラクターに深くスポットライトを当てていたのに対して、「シン・ゴジラ」は個々人に対してスポットライトを当てることはほとんどないのが対照的。それでもそれぞれのキャラクターが生きているように感じられるのだからすごい。

最後の直接対決シーンもね、無人N700系による特攻から日米合同でのゴジラ襲撃、でもってビルを倒壊させてゴジラを抑えこむというなんつー作戦なんだと。この直前まで「血液凝固剤をゴジラに経口投与する」というふんわりとした作戦の概要しか観客は教えてもらえんので、ヤシオリ作戦、なるほどという感じ。
ゴジラ倒れてからの重機軍団かっこいい。なぜ重機はあんなにもかっこいいのかという。どこに横倒しになるかも分からないゴジラの口めがけてささっと登場して口に凝固剤を投入する自衛隊の面々の訓練力が半端ない。
で、一瞬ゴジラ復活してからの「無人在来線爆弾」ね。僕らが慣れ親しんだ山手線、京浜東北線などの車両が特攻していくわけですよ。あれ日本人にとっての機関車トーマスだからね(違う)。ぶっこんだあとにゴジラにまとわりつくように跳ね上がる車両。実際あんなことにはならんだろうなと思いつつも、そこに東京を守ろうとするJRの車両の意思を感じちゃうわけです。

いやー、他にも語りたいことはたくさんあるなー。石原さとみのカヨコ・アン・パタースンどうなのよ、とかね。とはいえ、まだ1回しか見てないので、もう1回見て、もう少し消化してみたいと思います。とりあえず今の気持ちを何かしら書いておかないと興奮して寝れないなと思ったので。

夢にゴジラが出てきますように。というわけで、おやすみなさい。

MX4Dについて

さて、本題ではないけどMX4Dについて。

これ書くとめっちゃ素人っぽいですが、MX4Dって3Dという意味を内包しているわけではないんですね!知らんかったよ。4D = 3D映画に座席の動きや風・水が加わったものだと思ってました。名前ややこしいよ!

で、みんなが言ってることですが、映像に合わせて水がぶしゃーってでるやつ、眼鏡の人には辛い。水を吹きかけられるたびに服で拭いてました。

座席の動きは、上映前の予告編は動きが映像に合っていなくて、なんか無理矢理感あるなと思ってしまいましたが、上映中は割りと臨場感の向上に寄与していたと思います。ただ、ゴジラが上空からミサイルを落とされて、ゴジラの背中にぽこぽこ着弾するシーンで、座席の後ろから僕の背中もポコポコと刺激されたのはどうなんでしょうか。そんなことされたらゴジラの方に感情移入しろって言ってるようなものじゃないですか。我々は攻める側では?という気持ちになりました。

座席がガンガン動くので、食べ物や飲み物を楽しめない、という点がいまいちかな。飲食物って映画館の大事な収益源だと思うのですが、それを捨ててでも導入しないといけないシステムなんですかね。映画館ならではの付加価値ってやつですか。また別の映画でも試してみたいとは思いますが、積極的にこれで見たい、というものではまだないかな。今後の進化に期待はしてます。

シン・ゴジラ音楽集

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