a box of chocolates

You never know what you're gonna get.

シン・ゴジラ、巨大生物を封鎖せよ

シン・ゴジラ」見てきました。Bivi二条のMX4D。今回初体験だったMX4D自体の感想は最後に。

さて、「シン・ゴジラ」です。

逃げ惑う人々の上空を巨大な尻尾がうねるように旋回する予告編の映像が気になってはいたものの、仕事などに忙殺され公開がせまっていたことをすっかり忘れていました。が、公開されてからの週末をはさんだこの数日の盛り上がりは、この映画が数年に一度やってくる「やばい映画」であることを証明していました。これは映画館で見ないと後悔する奴や、と慌てて劇場へ足を運んだ次第。

とにかくみんなに見て欲しいけど、特に東京都知事選を終えたばかりの東京都民、全国の会社員および公務員のみなさんは必見なんじゃないでしょうか。特撮映画として最高だけど、個人的には仕事人としての矜持にうったえかける映画でした。

ということで、色々書きたいけどネタバレしないと無理なので、以下からネタバレします。ネタバレ注意で。

ちなみに僕は、SNSやブログの感想記事をサーフィンしていたら不意に映画のクライマックスに関わる部分の記述にぶつかってしまい、思いっきりネタバレした状態で見に行きましたが、めちゃめちゃ楽しめました。なので、同じようにネタバレ読んじゃって、もう見なくていいかなと思っている人も諦めずに映画館へGoです。ポケモンGoやってる暇があったら映画館へGo(言いたいだけ)。

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「パルプ・フィクション」のスプライト

このシェイクが美味そうなのだ、「5ドルもする」という概念がそうさせるのだろうか、ちょこんと乗ったチェリーも光って見える…。ヴィンセントも「ちょっといいかな?」と一口シェイクを吸っている。

食べたい映画「パルプフィクション」のシェーキ - キューライス。

分かる。
パルプフィクション」って食べ物・飲み物が強烈に印象付けられていて、ビッグマックとかも食べたくなっちゃうんですよね。あと冒頭のシーンではギャルソン呼んでコーヒー飲みたくなる。
僕があの映画で一番影響を受けたのは、サミュエル・L・ジャクソンが押し入ったギャングの根城でスプライトを飲むシーン。バーガーを食べたあとで、無遠慮にスプライトを一気飲みするシーン。あのシーン見てからマクドナルでは絶対「スプライト」を頼むようになりました。メニューから消えてしまったときの落胆ときたら...。

引用先がイラスト書かれていたので、僕も書いてみたけど、これ誰やねんって感じで似てない。

パルプ・フィクション [Blu-ray]

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  • 発売日: 2012/02/08
  • メディア: Blu-ray

カイル・クーパーのこと

35オーバーのおじさんが集まった飲み会でサブカルトークになり、カイル・クーパーの名前が出てきました。
映画のタイトルバックの名手で、代表作は「セブン」

セブン [Blu-ray]

Se7en (1995) — Art of the Title

映画もヒットしましたが、この文字がぶれまくって、ダークで不気味なタイトル映像も話題になり、その後のいろいろな映画やドラマ、CMで模倣されまくっています。

カイル・クーパー - Wikipedia

Wikipediaに主な作品名がずらりと並んでいて、1990年代後半がまさしく黄金期。「セブン」の他、当時話題になった映画の名前がたくさん出てきてます。

個人的には「セブン」よりも「ミッション・インポッシブル」のタイトルバックの方が好き。映画の中身を上手く切り貼りして期待感を高めてくれてます。

Mission Impossible (1996) — Art of the Title

ミッション・インポッシブルは第4作のゴースト・プロトコルでもタイトルバックを担当していて、第1作目と同じように中身ちょい見せ方式でかっこよく仕上がっています。

Prologue - Mission Impossible: Ghost Protocol(左下をクリックすると再生できます)

2004年には「ゴジラ FINAL WARS」のタイトルバックも手がけています。

Godzilla: Final Wars title sequence - Watch the Titles

編集する人でここまで変わるのかというくらいいい感じになっています。ゴジラかっけぇ。

2003年からはPrologue Filmsという会社で活躍されているそうですね。公式サイトにこの会社が手がけた作品一覧があって、あたらめて見てみると、なるほどという顔ぶれでした。

Prologue


なんてことを調べてたら映画が見たくなってきたな。

うんちくが色々と語れそうな90年代の映画を見て、お酒を飲みながらあーだこーだ言う会を開催したいです。

おすすめの映画サントラ10選(90年代から00年代編)

もとい、引越しの片付けをしていたら昔買っていた映画のサントラが見つかって懐かしくなったのでいくつか紹介してみます。先に言っておきますが、網羅性はありません。
90年代後半から00年代の映画です。各映画のサントラから代表的な曲を1曲ずつ選んでみました。

S.W.A.T

S.W.A.T. コレクターズ・エディション [DVD]
いきなりこの映画かという感じですが、後半に行くほどよりメジャーな作品になります(S.W.A.Tもそこそこ大作ですが...)。ドラマシリーズを映画化した作品で、サミュエル・L・ジャクソンが隊長になり、問題があるが能力が高い警官をスカウトしてS.W.A.Tチームを結成するという話。サミュエル隊長のボスっぷりが最高です。
この映画のサントラからの1曲は「Samuel Jackson」。

Samuel Jackson by Hot Action Cop

なんじゃそりゃってタイトルの楽曲ですが、「ナァ〜ナナナァ〜ナナナァ〜ナナナァ〜ナナナァ〜」って冒頭の部分がくせになります。

オリジナル・サウンドトラック「S. W. A. T.」

オリジナル・サウンドトラック「S. W. A. T.」


60セカンズ

60セカンズ [Blu-ray]
この時代はジェリー・ブラッカイマーブロックバスター・ムービー最盛期でしたが、その中でも特に僕が好きだったのがニコラス刑事主演の「60セカンズ」。車泥棒のお話ですね。60秒以内に盗めない車はない、みたいな。肝心の映画は「実際に盗む手口が分からない」とか言われて、リアル志向の方々からは非難が多かった気がします。
僕はこの映画の映像や音楽、キャラクターの雰囲気がなんかハマっちゃいまして、数あるジェリー・ブラッカイマー・ムービーの中でもお気に入りの作品なのです。ヒロインのアンジェリーナ・ジョリーDQNっぽい雰囲気で出演しているのも良かったです。
この映画からの1曲はアポロ440の「Stop the Rock」。

Stop the Rock by Apllo 440

最近はあまりこれ系の音楽は聞かないので、聴きやすくて乗りやすいこの曲は結構気に入って聞いていました。
当時大学に通っていて、車を持っている後輩に載せてもらって、この音楽かけながらドライブしたのを覚えています。この曲をきっかけにケミカル・ブラザーズとかそういう方面に手を出し始めました。

Stop the Rock

Stop the Rock

  • アポロ440
  • Rock
  • ¥200


マグノリア

Magnolia: Music from the Motion Picture
P.T.A監督の傑作「マグノリア」。トム・クルーズ扮する神父がSEXについて熱く語り、激しく腰を振っていたシーンを思い出します。映画は実にユニークで、色んな人の物語が最後空からカエルが降ってきてまとまるというすごい内容でした。この映画はエイミー・マンの楽曲にインスパイアされて作ったと言っているだけあって、映像と楽曲がかなりマッチしています。
主題歌「Save me」や映画の中のキーとなる「Wise Up」も捨てがたいですが、アルバムの1曲目、ハリー・ニルソンのカバー曲「One」を推したいと思います。

One by Aimee Mann

この楽曲がアルバム全体の入り口になっていて、大変良い感じです。

One

One



8 Mile

8 Mile
この映画でエミネムのことを知った人も多いんじゃないですかね。
ラップ対決って世界観を日本に広く知らしめた映画だと思います。このサントラからの1曲は「Lose Yourself」一択かな。

Lose Yourself by Eminem

この曲を聞きながら口パクでエミネムの真似をして、「ホゥホゥ」って合いの手を入れながら過ごしていた大学時代を思い出しました。

Lose Yourself

Lose Yourself



チャーリーズ・エンジェル

チャーリーズ・エンジェル
この時代はこの手のリメイク映画やワイヤーアクション映画が雨後の竹の子のごとく登場した時代でした。
チャーリーズ・エンジェルは主演のドリュー・バリモアがかなり力を入れていただけあって、セクシーなアメリカンガールがちょいエロっぽく活躍する痛快アクション映画に仕上がっていたと思います。僕の中でキャメロン・ディアズと言えば「メリーに首ったけ」を超えるものはないのですが、チャーリーズ・エンジェルでパンツ一枚で登場してくれるキャメロンも好きです。あとね、こういう馬鹿っぽい映画にちゃんとビル・マーレイが登場してくれてるってのもうれしかったですね。
サントラも結構いけいけの曲が揃っていますが、ディスティニーズ・チャイルドの「Independent Women, Pt. 1」を推しておきます。

Independent Women, Pt. 1 by Destiny's Child

この楽曲あたりからディスティニーズ・チャイルドは売れ始めてくるんですよね。その後ソロ活動が目立つようになって、ビヨンセは女優としても活躍し始めるんですよね。

Independent Women, Pt. 1

Independent Women, Pt. 1

  • Destiny's Child
  • Soundtrack
  • ¥200


マトリックス

マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
この時代のサントラだったらこれは外せないですよねぇ。
サイバーパンクな世界観とお伽話・ファンタジー、最新のVFXが見事に調和した傑作です。
2作目、3作目はこけちゃいましたけど、1作目は不朽の名作だと思います。
サントラに結構良い曲が集まっているので、どれを推そうかなと悩みましたが、まあ一番メジャーなやつでということでマリリン・マンソンの「Rock is Dead」で。

Rock is Dead by marilyn manson

タイトルからしてもう厨二病っぽいですが、この感じが映画の雰囲気と相乗効果出てていい味を出してます。
テレビのBGMにもめちゃめちゃ使われまくってました。


マトリックス・リローデッド

マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
さっき、1作目紹介しちゃったし、2作目コケたと書きましたが、敢えての、敢えてのリローデッドからのチョイスです。リローデッド、興行的にこけちゃいましたし、映画のできもひどいとたたかれまくりましたが、割りと好きなシーンは多いです。無駄に長い高速道路のシーンとか、エージェント・スミスたくさん出てくるシーンとかね。
このサントラからはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Calm like a Bomb」をピックアップ。

Calm like a Bomb by Rage Against the Machine

1作目でレイジをチョイスできなかった罪滅ぼしです(楽曲的にもこっちのほうが好きです)。

Battle of Los Angeles

Battle of Los Angeles


キル・ビル

キル・ビル Vol.1
タランティーノロドリゲス系の映画はサントラに外れなしで、どの映画を選ぼうかなーと迷ったんですが、キル・ビルにしてみました。ここでは日本を代表して楽曲を提供した布袋さんを推したいと思います。「パルプ・フィクション」も良かったんだけど...と断腸の思いでチョイス。選ぶのもちろん「デケデンデンデン、デケデンデンデン、デケデンデンデン、チャー、チャー、チャッ」でおなじみのこの曲。

Battle Without Honer or Humanity by Tomoyasu HOTEI

ギターがカッコいいんですよねー。歌を入れてないってのも良い。この曲を聞くと「ヤッチマイナー!」って叫びたくなります(このシーンではなかった気がしますが)。



アルマゲドン

アルマゲドン
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これぞ「ザ」ブロックバスター。前出の「60セカンズ」よりもはるかにお金もかかってるし、ストーリーも演出も音楽もド派手。なんといってもエアロスミスですからね。劇中では「Walk This Way」も披露しちゃったりして。ブルース・ウィリスが宇宙行って、自爆して地球救うなんて、もうその骨子だけでご飯3、4杯いけますね。個人的には同時期の隕石映画「ディープ・インパクト」の方が好きだったりしますが。
このアルバムからも、これ一択ですよね。エアロスミスの「I Don't Want to Miss A thing」。

I Don't Want to Miss A thing by Aerosmith

カラオケに行ってね、歌えないのに入れちゃったりしてね、スティーブン・タイラーの真似してでかいくちでねちっこく歌ったりしてね。ミディアムテンポなので、カタカナ英語でもそれなりにちゃんと歌えるというのがミソだったりします。あと女子受けも良さそう。


タイタニック

タイタニック
王道が続きますが、サントラに収録されている有名な主題歌といえばこれですよね。
タイタニックは劇場で3回くらい観ました。当時はDVDとかもまだあんまり普及してなかったし、デートといえば映画って頭があったんですねー。3時間近くある映画を同じ人とのデートで3回も見るなんて正気の沙汰じゃないですが、よく付き合ってくれました。
1曲はもちろんセリーヌ・デュオンの「My Heart Will Go On (Love Theme from "Titanic")」ですね。

My Heart Will Go On (Love Theme from "Titanic") by Celine Dion

これもカラオケでよく歌われてましたねー。男子の「I Don't Want to Miss A thing」に対して女子の「My Heart Will Go On」って感じで。まあでも名曲は名曲で、聞いていると歌いあげる感じに歌詞の意味が分からなくてもなんか感動してしまいます。



紹介文書いていたら懐かしくなって、映画がもう一度見たくなってきました。
アーティストの楽曲を中心に10作品選んでみましたが、スコア盤のサントラも今度いくつかピックアップしてみたいと思います。